仕事では、どうしてもストレスを感じてしまいます。
ストレスの中でも、人間関係が原因でのストレスは大きな負担になります。
解決策が見つけにくいだけでなく、毎日顔を合わせるから、余計に感じます。
そのため、人間関係でのストレスは、溜まる前の対策が大事になります。
今回は人間関係でストレスを溜めないための対策をご紹介します。
【調査結果】職場の人間関係に関するアンケート
実際、どれくらいの人が職場の人間関係でストレスを感じていたり、悩んでいるのでしょうか。
『日本労働調査組合』が全国20~49歳の会社員を対象におこなった調査によると、「疲れている」「悩んでいる」「ストレスを感じている」の合計は29.2%で、約3割は人間関係にストレスを感じていることがわかります。
そして、職場の人間関係を理由に退職・転職を考えたことがあるのは、20代では54.0%にも及びます。
これからのことから、職場の人間関係でストレスを感じている人は多く、そしてその悩みは大きいということがわかります。
職場の人間関係でストレスを感じやすい理由
どうして、職場の人間関係が原因でストレスを感じやすいのでしょうか。
職場の人間関係は、大きく3つの要素からストレスを感じやすいと言えます。
1.付き合う人を自分で選べない
職場では自分の好き嫌いで人を選ぶことができません。
苦手な人とも仕事ではコミュニケーションを取らないといけないので、ストレスが溜まりやすくなります。
2.さまざまな価値観の人が集まる
職場ではさまざまな年齢の人や、いろいろな経験をもった人がいます。
そのため、価値観も異なってくるので、意見が合わなかったり、対立しやすくなります。
3.長い時間を一緒に過ごす
職場の人との関係は、長時間・長期間になります。
デスクワークになると、朝から夕方までずっと顔を合わせて仕事をすることになります。
長時間一緒にいると、どうしても嫌なところなど、気になることが出てきてしまいます。
職場の人間関係でストレスを溜めない3つ対策
“他人”を変えることはできないので、ストレスを感じている自分の感じ方や考え方を変えていく必要があります。
自分の視点を変えることで職場の人間関係でストレスを溜めない対策が3つあります。
(1)多様な価値観を尊重する
さまざまな価値観の人がいる職場では、自分だけの考え方だけでは通用しません。
上司であれ、同僚であれ、相手の行動には、その人なりの理由があります。
「私は私」「相手は相手」と、価値観の違いを認めて、受け入れることが大切です。
(2)相手に求めすぎない
「上司ならこれぐらいしてよ」「先輩だったら気づいてよ」など、相手に求めてしまいます。
相手に求めることが多くなると、失望も多くなります。
人に期待するのではなく、自分の思い通りにならなくても「それは仕方ない」と思って、気持ちを切り替えましょう。
(3)自分を責めすぎない
すぐに“自己責任”で考えてしまう人がいます。
過度に自分に責任があると考えてしまうと、周囲の人からの視線や評価が気になってしまい、人間関係が悪くなってしまいます。
責任感をもって仕事に取り組むことは大切ですが、必要以上に自分を責めないようにしましょう。
まとめ
人間関係は人と人との距離感でもあります。
適度な距離感をとるためにも、ストレスを溜めない3つの対策を大切にしていってください。
少しずつでも意識して仕事をしていくと自然と身についていきます。
どんな仕事でも人間関係は発生するので、今回の対策が身につくと、仕事をする上での財産になります。