「仕事に向いていないのかな?」と感じたときの、判断ポイントと対処法。
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働いていると、「今の仕事が向いていない」と思うことは誰もがあると思います。

世の中にはさまざまな仕事があり、同じ仕事でも業務はさらに千差万別です。
そして、働く人の価値観や性格も多様です。
そのため、同じ仕事・業務であっても、自分が不向きと思っていても他の人は得意ということはよくあり、仕事の向き・不向きがあることは普通のことです。

ただ、向いていないと感じながら仕事をしていると、ミスが起こりやすく、ストレスも溜まりやすいです。
我慢して続けていても、状況はなかなか好転することは少ないです。

そういったことにならないようにするために、「仕事の向き・不向きの判断ポイント」と「対処法」を知っておくと、心に余裕が生まれ、負のスパイラルに入るのを防げます。
判断ポイントと対処法について分かりやすく解説していきますので、参考にしてみてください。


仕事の向き・不向きを判断するポイント

仕事の向き・不向きを判断するポイント
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会社で働いていると、さまざまな仕事をしなければなりません。
そのような中で、仕事に対してストレスを感じたりしてります。
そのストレスを感じるのが、不向きだから感じるのか、それとも違った理由から来るのかを判断できないと、ストレスを感じるたびに、「不向きだから…」と思ってしまいます。
まずは、「仕事が向いているのか、向いていないのか」を判断するポイントを見ていきましょう。

仕事の向き・不向きを判断するポイント

判断ポイントとして、4つのがあげられます。

1.仕事にやりがいを感じているか。
2.3年後・5年後の将来像をイメージできるか。
3.自分の性格と業務が合っているか。
4.自分の価値観と会社の理念が合っているか。

4つのポイントを具体的に見ていきます。

1.仕事にやりがいを感じているか

仕事で大変なことがあって辛くても、やりがいを感じているのであれば、その仕事は向いていると考えていいでしょう。
お客様からのお声や誰かの笑顔、社会のため、などいろいろとあると思います。
しかし、労働を「お金を稼ぐため」や「やらされている」などと思ってしまうとモチベーションが上がらず、やりがいを感じることは難しいです。

2.3年後・5年後の将来像をイメージできるか

「自分の将来像がイメージできているかどうか」は大切なポイントになります。
好きな仕事ややりがいのある仕事は、自然と将来のイメージを持つことができ、実現のために努力することができます。
しかし、3年後・5年後に続けているイメージができるか、具体的なキャリアイメージを持っているかなどがなく、不安を感じるのであれば、向いていない可能性があります。

3.自分の性格と仕事が合っているか

自分の性格と仕事が合っていないのは、不向きの可能性があります。
例えば、体を動かして仕事をしたい人が、社内でずっと事務仕事ばかりするのは苦痛であり、仕事が向いていないということがわかると思います。
仕事でも、「やりたいこと」や「できること」を大切にして、判断をしていきましょう。

4.自分の価値観と会社の理念が合っているか

会社の理念や方針が、自分の価値観と合っていないと、仕事の意味自体に疑問を持つようになります。
そうなると、ストレスが溜まっていくことになります。
仕事内容が合っていても、会社の理念・方針と自分の価値観が合っていないときは、その仕事は不向きと考えていいかも知れません。


不向きと思ったときの3つの対処法

不向きと思ったときの3つの対処法
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最終的な方法として、異動願いや転職などがあります。
しかし、今の仕事が本当に不向きかどうかを考える前に、最終的な方法をとってしまうと、次でも同じことが起こりかねません。
まずは、今回紹介する3つの対処法をおこなっていくことをおすすめします。

(1) これまでの振り返りを行う

これまでの職務内容だけでなく、経験して得たこと、達成感などを、振り返ります。
振り返りを通じて時間軸をもって客観的に見ることができるので、今は不向きと感じていても、長期視点で見ると適応してきたことがわかったりします。

(2) 近い将来を考える

イメージができる、3年後や5年後の将来像を考えます。
目指す姿や、やりたい仕事など、思いつく限りを書き出していきます。
未来志向で考えることで、不向きと感じていることが、成長の途中であったり、まだ慣れていないだけであったりと、不向きと感じている理由が見えたりします。

(2) 近い将来を考える

自分一人で考えると、どうしても気持ちや感情的なことに囚われてしまい、不向きかどうかを冷静に考えにくいです。
友人や家族など、仕事内容などを話した上で、不向きと感じる理由などを話すことで、自分の気持ちや考えも整理でき、不向きかどうかを客観的に見ることができます。
そして、話す中で、アドバイスをもらったり、違う視点をもらうなどで、自分では気づかなかったことにも気付けます。


まとめ

今の仕事が向いていないと思うことは、当たり前のことであります。
悩むことではありますが、悩むだけでなく、向いていないかどうかを客観的にみていくことが大事です。

向いていないと感じている時に、本当に向いていないかを考える上で大事なのは4つのポイントです。
1.仕事にやりがいを感じているか
2.3年後・5年後の将来像をイメージできるか
3.自分の性格と仕事が合っているか
4.自分の価値観と会社の理念が合っているか

これらの4つのポイントにどれかに当てはまる場合は、すぐに転職や異動などの判断はせずに、次の対処法で、本当に向いていないかを分析してみましょう。
向いていないと判断した場合でも、なぜ向いていないのかを具体的に考えることができ、次のアクションにつなげていくことができます。
(1) これまでの振り返りを行う
(2) 近い将来を考える
(3) 誰かと話す

仕事の向き・不向きを考えることは、自己理解にもつながりますので、一度、この記事を参考してみてください。